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食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

安部 司
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食品の裏側―みんな大好きな食品添加物の詳細
  • おすすめ度:まだ評価されていません。
  • 出版社:東洋経済新報社
食品の裏側―みんな大好きな食品添加物のカスタマーレビュー

「食べ物に関する一つの警告ではあるが」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2007-12-12

我々が日ごろ口にしている食べ物が、如何に添加物によって加工されているかがよく分かる。一方で、「添加物には光と影の部分があり、一方的に悪いとは言えない(P243)」としているものの、本書を読み進めれば添加物を悪者扱いしていることは明らかである。

神様と呼ばれるまでに添加物を普及させてきて、ある事件(ドロドロの端肉を添加物で加工して作ったミートボールが自分の家の食卓に並び、それを娘がおいしそうに頬張っていたこと。 P34)をきっかけに罪悪感に目覚め、経済的な不安に悩みながらも会社を辞めた著者の良心には敬意を表する。
しかし、だからと言って、今度は手のひらを返したように、添加物の問題性について講演を始めるというのは、一見すると勇気のある行動に見えるが、悪く言えばマッチポンプのような行為に思えてしまうのは自分だけだろうか。

もちろん、著者が法に触れることをしていた訳ではないが、著者が普及させてきた添加物によって、職人の魂が失われたり(P24)、子供たちの食生活に少なからず影響を与えたことも事実である。
食品の裏側を暴く前に、彼らに対する懺悔も必要ではなかっただろうか。

食に関する警告を発してくれたこと、著者の振る舞いを勘案して少し厳しめの評価とした。

「なかなかに衝撃的」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2007-11-30

自分たちが普段食べているものに添加物が含まれていることは、もちろん知っていましたが
それがどういうことなのか、この本を読んでやっと理解できたような気がします。

「知らないことは恐ろしいことだ。」
と言う著者の主張が感じられます。

受け取り方は人によって違うでしょうが、私は煽っているという印象は受けませんでした。
事実を事実として述べているだけです。
「知ってください。そこから自分で判断してください。」
と言っているのです。

読んでよかったです。
実は読むまでは、こんな本を読んでもたいして生活は変わらない、添加物が危険だってことは知っている
と思っていましたが、実際は大きく意識が変わりました。
影響を受けていないつもりでも、お店で買うときはラベルを確認する自分がいます。
今まで流していた『みりん風』には驚きました。
ずっと生協を利用しているのですが、食料品を買うのはほとんど生協になり、だしも自分でとったりしてます。

子を持つ親としては、子どもの舌が壊れる、のくだりは恐ろしかったです。
子どもにも食に対して無頓着な人間になってもらいたくないので
少しでも良いものを、と思うのですが、かと言ってこの時代、
全くの自然なもの、添加物の入っていないものだけ、というのも難しいですね。
忙しさにかまけて、すべてを自分の手でとも言ってられないので
うまく頼りつつも添加物を摂らずにすむ部分は摂らない工夫をしていきたいです。

「添加物の神様というより、添加物のゲッベルスと言いたい」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2007-11-23

 食品添加物は1500種類もあるから、個々の物質を知る必要はない、知らないものは避ければ良いとは何とも大胆。定量的評価はもとより、定性的評価さえも要らないと言っているのだから。船井幸雄のマーケティング論ではないが、科学者や懐疑論者は最初から無視して、ものごとをよく知らない素人を巧みに煽動しようとしているのではないだろうか。

 この著者の現在の勤務先は、自然海塩の会社「最進の塩」。巻末の著者紹介では、何故か会社の電話番号とURLを載せている。普通、個人著作の本に会社の電話番号まで載せたりするか? 「塩のうまみは海のミネラル(p95)」というのも宣伝臭く思える。

 ネズミの致死量から基準を決めているというくだりは完璧な誤り。食品添加物や農薬の基準を決める際に根拠としているのは、実験動物を用いて、一生涯にわたって摂取しても「何の影響も出ない」量を導き出して、これを「無毒性量(NOAEL)」というが、それに安全係数100分の1をかけた量をヒトにおける「一日摂取許容量(ADI)」としているわけだ。決して「死んでしまった」量を基準にしているのではない。「その危険性や使用基準も、試験でもあれば満点を取れるほど、詳細に答えることができ(p34)」たというのが事実であれば、正しい基準の決め方は当然知っているはずで、嘘と知っていて言っている詐欺師ということになる。

「この本を読んで「添加物」に興味を持ちました」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2007-11-13

わたしが添加物についての本を読むきっかけになった本です。

何気なく美容院の待ち時間に本棚から手に取ったこの本を
最後まで手から離すことなく一気に読み切ってしまいました。

最近、中国の食品はあぶないという風潮が出てきており、
安全な日本の食品を食べようと思っている人は多いはず。
わたしも、日本の食品に(一部の例外はあるにしても)、
危険な食品はないと信じていました。

その考えを根底から崩した、いえ、根底を揺るがしてくれた
価値のある本です。内容は、添加物についてのメリットや
デメリットを書いています。読み物としてもおもしろいので
ぜひ読んで、添加物について「考える」ことを始めて欲しい。

「食の安全の崩壊する今こそ」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2007-11-11

色々な食品について具体的に食品添加物がどのように使用されているかが説明されており、慄然とする。
安いものには必ず理由がある。「安く作れる」からこそ安い訳であって、本来その食品を作るための効率や手間を、
安易に添加物で代用した結果が「クスリ漬けの食品」である。そうしたものが特売されているのが現状である。

こうした問題点はなかなかマスコミもスポンサーの関係などあって取り上げたがらない。
しかし国民の健康に直結した問題である。
アレルギー疾患や「キレやすい」子供など精神疾患の社会的急増に何らかの影響を及ぼしている可能性も否定できない。
食品添加物の味に慣れると、それをおいしいと感じて、本来の味を忘れてしまう「貧しい舌」が出来上がってしまう。
本当の意味での豊かさは、こうした食文化の見直しから始めるべきであろう。

消費者のニーズに合わせて企業が食品添加物を利用している側面もあり、これは消費者の問題でもある。
「見た目の色や安さ、調理の簡単なもの」に価値を置かず、多少コストがかかっても自然に近い形で最低限の添加物しか
使用していないものを選ぶように消費者が変われば、おのずと企業も変わらざるを得なくなるだろう。

しかし著者はこうした食品添加物のセールスマンをしていて「まじめに料理をしていた職人」に効率性を説いて
次々とクスリを使わせて落としてきた訳だが、自分の子供が端肉を使ってクスリで練り固めたミートボールをおいしいと食べているのを見て改心したらしい。
そうならそうで構わないが、頭の良い人間なら、こうも情報公開が進んで消費者の見る目が厳しくなり、適当なことも企業ができなくなってくれば、
さすがにこの商売も先がないことにすぐ気がつくであろう。
コペルニクス的転換を経て、ずいぶんと今までの経験と知識を生かせる転職(食品添加物についての講演をこなし、自然食品を扱う)をされたものである。

この人が以前はどういう「仕事ぶり」だったのか落とされた職人サンに聞いてみたいと思うのは意地悪であろうか…ある種の白々しさを感じずにはいられない。